「はかる」という言葉には「測る」や「計る」など、その読み方は同じでも様々なものを測定する意味がありますが、そんな「はかる」ことをテーマにしたというなんとも一風変わった企画展が下関で開催されているということでニュースとなっています。

この下関での企画展が開催されているのは烏山民族資料館というところで、その名も「測る・量る・計る」というもの。 世の中には様々な展示企画がありますが今回の下関での企画展のような"はかる"ことをテーマにしたものは珍しいのではないでしょうか？

下関に限らず普段の生活の中で何か物事を"はかる"ことは日常的に行われていますし、そして"はかる"ことしなければ始まらないことがほとんどでしょう。

そんな日々の生活において重要な"はかる"ための資料が今回の企画展では80点ほど展示されているそうで、中でも目を引くのは当時の不定時法を採用した「和時計」や重さの基準となった分銅といった当時の測定方法に基づいて作られたものでしょう。

時代が変われば物事の測定方法も変わるというのも面白いところですし、これまでに"はかる"ということがいかに生活に密接に関係しているのかということがよくわかる展示となっているのが興味深いところ。

普段は意識することがあまりない"はかる"という行為について改めて考え直させてくれる、そんな企画展となっているのかもしれませんね。

そんな一風変わった今回の下関での展示に興味がある方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか？

（2021年7月6日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部