日本の各地には、その地域での伝統や特色があり 人々の手によって大事に守られてきました。

そんな保護されるべき日本の伝統文化として 群馬から生まれた、ある「言葉」が話題になっているのをご存知でしょうか？ 今回、文化庁が新たに発表した「日本遺産」に 群馬の「かかあ天下 群馬の絹物語」が認定され 群馬のみならず全国的に話題を集めているようです。

この新しく発表された「日本遺産」は 今年度から始まったばかりの新制度だという事で 聞き慣れない言葉なのではないかと思います。

これは、日本の各地にある文化財を対象にして保護を行っていく 今までの方法とは違い、地域の伝統文化を保護だけでなく 積極的に活用する事を目的にした新しい施策だということのようです。

ちなみに、この群馬の「かかあ天下」というのは 群馬では絹産業が盛んだったようで、女性が養蚕、製糸、織物で家計を支え 活躍したことから地域の代名詞となっている言葉なのです。

このはっきりとした建物や特産品などの文化財ではなく 形の無い地域の伝統文化を取り上げるという事において 「かかあ天下」という言葉や、その言葉が生まれた背景を認定するというのは 非常に斬新なことに感じますね。

新しく制定されたばかりのこの「日本遺産」ですが 群馬の「かかあ天下」のような、地域の伝統文化を表現する言葉が まだまだ全国にはありそうですよね。


 執筆：街コミNAVI編集部