防府といえば日本の歴史を語る上で欠かせない「毛利家」と所縁が深い地域として知られていますが、そんな防府で今回、毛利家に伝わる国宝などを展示するという特別展「国宝」が開催されたということで注目を集めているんです。

こちらの防府での特別展はまさに毛利家に関連するイベントを開催するのであればうってつけな防府にある「毛利博物館」が会場となっており、特別展の開催にあたってはオープニングセレモニーも開催されるほどだったそうです。 防府において毛利家というのはかなり需要な家系でもあり、現在でも"毛利報公会"という毛利家に関する資料や名勝にもなっている"毛利邸園" 保存管理などをおこなっている団体があるほどなんだとか。

もちろん、今回の防府での特別展にはこうした団体が密に関わっているようで、特別展においては毛利家に伝わる2万点もあると言われている文化財の中でも国宝や重要文化文化財にも指定されているものが30点も公開されています。

歴史好き、特に防府だけでなく多くの毛利ファンからすれば垂涎の一品といったものに実際に御目に掛かることができるという催しになっているわけなんですね。

特に著名な水族画家でもある雪舟が描いたという国宝「四季山水図水長巻」などは一見の価値あり、これほど貴重なものを数多く所有しているという毛利家というのはやはり防府周辺地域でも大昔から絶大な影響力をもっていたということが伺いしれるところでしょう。

歴史ファンであれば一度こちらの毛利家の凄さがよくわかる特別展にぜひ足を運んでみるのもいいのではないでしょうか？

（2021年11月1日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部