アイヌの伝統歌ウポポを現代に歌い継ぐ、旭川出身女性ボーカルグループ MAREWREW（マレウレウ）がミニ・アルバ『cikapuni(チカプニ)』を 2016年4月6日にリリースします。

『ウポポ』とはあまり聞きなじみのない言葉かもしれませんが 『歌』という意味だそうで、一種の輪唱のような形式の歌で、即興性が高い歌だそうです。 MAREWREWに関しては、あまり多くの情報は出回ってはいないようですが 実はかなりの実力派。

2008、2009年に日本の代表的な夏フェスの一つ 『ライジングサン・ロックフェスティバル』に出演したり、日本を代表するバンド 『SPECIAL OTHERS』のコラボアルバムに参加したりと、アイヌの伝統音楽を 旭川にとどめずに広めていこうという姿勢がよくわかります。

また、世界的なワールドミュージックの祭典「Womad（イギリス）」などにも参加し 日本にとどまらず世界各国の業界関係者からの注目を集めているんだそうです。

今回のミニ・アルバム『cikapuni』は、2010年発売のファースト・ミニ・アルバム 『MAREUREW』の全収録曲を新たに録音し、メンバーのレクポとマユンキの出身地 旭川の「近分コタン」で歌い継がれている楽曲などを追加収録しています。 ※ちなみに「チカプニ」というのは「近文」をアイヌの言葉で読んだ時の発音だそうです。

地元・旭川への愛がひしひしと伝わってきますし リスナーも旭川やアイヌの歴史への興味もわいてくるのではないでしょうか？

言葉で説明してきましたが、こういうものは実際聴いてみるのが一番！ ということで、興味のある方は是非一度聴いてみてください。


 執筆：街コミNAVI編集部