地震や津波のような大災害をはじめ、防災に対する備えの重要さが より強く認識される昨今ですが、関連して救急の際の対処法なども重要という認識が 高まってきているようにも思います。

そんな中、東日本大震災の被災地となった石巻では 地域に根差した救命救急の在り方を考えるイベントが開催されました。 石巻市の中心部にある「みやぎ生協文化会館アイトピアホール」にて開催された ワークショップではAED（自動体外式除細動器）の活用促進の取り組みに関する報告会と AEDに関して今後のアイデアが話し合われました。

この報告会は、AEDのアプリ開発を行うCaido（コエイド）株式会社と 石巻市の一般社団法人イトナブ石巻が主催しています。

AEDをもっと身近な存在にして 一人でも多くの命を救える環境を作る目的で開催されたそうですよ。

このワークショップで特徴的なのは、全国と石巻の救命救急に関する比較データを提示したり 今後のAEDの普及率を上げる案に、石巻ならではのアイデアという点を重視するなど 「石巻での活用法」という点に重点をおいているそうです。

Coaido株式会社・代表取締役の方も 「地域によって人口密度やAEDの数、救急体制の充実度などが大きく異なるので その地域でできることを地域の人が考えて『石巻モデル』を作っていくことが重要。」 と話しています。

確かに、地方の重要性が見直される今、救急はじめあらゆる分野に関して 地域に根差したアイデアを考えていくことが重要になってくるのかもしれないですね。


 執筆：街コミNAVI編集部