那須塩原市の合併10周年を記念した特別展 「おもいで写真館 那須塩原のひと・まち・くらし」が那須塩原の原博物館で 開かれています。 この「おもいで写真館」は、明治期に撮影された貴重な写真から昭和期のスナップまで 主に那須塩原市内で撮影された写真を紹介する写真展です。

昔の風景や街並み、人々の暮らし、地域の歴史、子供たちなど、大人にはなつかしく 子供には新鮮な写真の数々が展示されるとの事ですが、今ではほとんど知る人のいない 昔の地元の姿をみることができるそうです。

那須塩原の市民だけでなく、全国的に歴史的に価値のある資料とも言えそうですね。

具体的には強風を低くし、屋根と壁を茅で覆った那須野が原開拓当時の民家（明治時代）や 塩原御用邸で澄宮崇仁深奥を迎える塩原尋常小学校の子供たち（大正11年） 那須野が原の開拓で次々に誕生した華族農場でのジャガイモ出荷風景（昭和10年）など 本当に市民の生活の一部を切り取った内容の写真たちです。

また、会場には写真だけでなく昔懐かしい白黒テレビや木製のスキー板 フィルムが普及する昭和初めまで使われていたガラス乾板カメラなども展示されていて 当時の空気感まで伝えてくれているみたいですよ。

また、サテライト展示として那須塩原市内の10か所で「思い出写真館 mini」という ドア1枚分のミニ展示も展示されているのだそう。

規模は小さいですが、こちらもついでにふらっと寄ってみると楽しめるでしょう。


 執筆：街コミNAVI編集部