農業従事者の人口の減少が懸念される現在、そもそも農作物や農作業に触れる機会も 少なくなってきてしまっているのではないでしょうか？

そんな中、小山市のソフトウェア開発会社「アサヒパワーサービス」が幼稚園児や 小学生向けに、スマートフォンで農作物を作るサービス「農業体験レタスぼーや」を 始めるそうです。 この小山の会社が提供するサービスは、ただのゲームといったものではなく 同社のメール配信システムを利用し、利用者は種を買い、自分の買った種に対して 育て方の指示を出して、提携農家の方がその指示通りに本物の農作物を育てるというもの。

成長の様子は定期的に撮影して利用者に送信されるという仕組みの バーチャル体験型のサービスになっているのそうです。

親子で楽しめるような様々なアクションも用意されているそうで 子供に投げっぱなしでなく、知育の過程を一緒に見守ることができます。

インターネットを介してのサービスなので、小山に限らず幅広い地域で利用でき 提携農家は小山の農家ではないそうですが、これもネットを介しているからこそ 実現できたサービスといえそうですね。

4月からトウモロコシ栽培でサービスを開始し、後々には畜産家と連携して牛乳ができる 過程を学べるコースも用意する予定で、ITと農業の連携が進み知育につながっていく 新しいモデルをつくることが期待されています。

同社は、もともと教育起案での連絡網システムを開発してきた経緯から 今回、知育サービスに進出したということで、小山から全国へ、このような取り組みが 発展していけばいいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部