企業による社会貢献というと、地域社会に根差したボランティア活動などが思い浮かびますが その中でも青少年の育成に貢献した企業を表彰する、文部科学省主催の 「平成27年度青少年の体験活動推進企業表彰」が3月9日開催されました。

そして、この表彰式にて 葛飾の玩具メーカー、タカラトミーが審査委員会奨励賞を受賞しました。 この賞は、企業がCSR(企業の社会的責任)や社会貢献活動の一環として 国内で実施した青少年の体験活動の中から優れたものを表彰するものです。

今回、表彰された理由として 同社が小学校などで行っているエコをテーマに行っている授業 「100年あそぼ。～未来のために私たちができること～」の取り組みが、専門性を活かし 積極的にCSR活動に参画していると評価された事が上げられるそうです。

このプロジェクトは「子ども達の成長に欠くことのできないおもちゃに環境配慮の 工夫をすることで、子供たちが遊びを通じて環境に興味を持ち、自ら行動するきっかけを 想像する。」というコンセプトの活動で、その一環として学校での体験授業があります。

葛飾の葛飾区清和小学校からスタートした授業で、小学校4～6年生を対象に 「プラレール」を題材として、再生材料や安全品質規定などについての体験授業を行いました。 ※『プラレール』は、タカラトミーが発売・販売している鉄道玩具。

このプログラムは子ども達のみならず、教育関係者からも 「プログラムの内容がキャリア教育にも通じる」との評価を得ています。

葛飾の企業が葛飾で地域貢献というのはとても気持ちがよいものですが これからも全国的な企業の地域貢献が、さらに広がっていけばいいなと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部