皆さんは投資をしたことがあるでしょうか？ 株式投資ならしたことがある人も多いと思います。

日本では投資など、ビジネスに関する教育が欧米に比べて遅れているともいわれますが 岐阜県の商業高校でアッと驚く株式に関連する取り組みがされているのをご存知ですか？ それが、岐阜県立商業高等学校の生徒らが出資・運営を行う株式会社「GIFUSHO」です。

実際の企業経営を通じて生徒に株式会社の仕組みを理解してもらうのを 目的に始められた取り組みで、今年の2月に法務局への登記申請を行いました。

本店所在地は普段生徒たちが販売実習を行っているマーサ21という岐阜市則武新屋敷の 大型商業施設となっていて、商品をメーカーと共同で開発したり 「岐阜商グッズ」の企画販売を行う予定。

取締役は卒業生やPTAが就きますが、経営は企業化を進めてきた LOB（リーダー・オブ・ビジネス）部の生徒たちが社内調整を行い、3年生が授業の一環として 取り組むそうです。

資本金は卒業生が出資した10万円で 全校生徒役1,200人が1株2,000円で一株ずつの株主となっています。

利益は授業の自習費などで生徒たちに還元する方針で、1年目の決算期は 2016年12月、営業利益100万円を目指すとのこと。

4月28日には第一回株主総会が開催され、生徒の中から選ばれたCEOをはじめとする 執行役員らを原案通りに承認し、本格的に会社として出発しました。

高等学校が会社設立登記を行うのは岐阜どころか全国で二例目ということで 「GIFUSHO」の実例次第でこうした取り組みが広がっていく可能性もあります。 要注目です。


 執筆：街コミNAVI編集部