最近は「近大マグロ」に代表されるような、大学が食品を生産し販売する試みなどが 話題になっていますが、藤枝の公立高校でもある意外な食品が開発されているのをご存知ですか？

それがなんと日本酒。 高校生と日本酒という意外な組み合わせですが、県立藤枝北高校での日本酒開発は 2014年から始まり今年で第3弾なんだそうです。 県立藤枝北高校は明治36年に農学校として設立された歴史ある高校で 平成15年からは、普通科に加えて専門性を重視した6つの系統を持つ総合学科となりました。

もちろん食品科学系の学科もあり、学校の食品サイエンス部の生徒たちが活動の一環として 取り組んでいるのが日本酒開発というわけです。

なんとこの食品サイエンス部、藤枝を含む志太地域の無農薬の稲穂から 今まで不可能だと思われていた天然こうじ菌を発見するという快挙を成し遂げた事でも 話題となりました。

全国的にも珍しい天然酵母を使って地元の「杉井酒造」と協力して作られた日本酒は 藤枝セレクションという賞も受賞しています。

第3弾となる今年は浜松市天竜区水窪町の天然こうじ菌を使って 水窪町とのコラボレーションで販売をしていくそう。

ちなみに藤枝北高校では日本酒以外にも様々な農作物を生産したり それらの加工食品を開発しています。

そして、それらは「北高ストア」としてイベントなどで販売しているそう。

地域密着型ですし、高校生なので中々全国で簡単に手に入ることはないでしょうが ぜひ高校生の作ったお酒や食品、食べてみたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部