いよいよ本格的な夏が近づいてきているような気候になってきましたが 初夏～夏の味覚といえば皆さん何を思い浮かべるでしょうか？

代表的な夏の魚にアユがいますね。

まさにこれからアユの季節で、全国的にアユ漁が解禁始めているのですが 豊田市の矢作川では11日からアユ漁が解禁されていて、稚アユの遡上（川のぼり）も ピークを迎えています。 アユは秋に川で産卵し、海に下り、春に川に上ってくるのですが 近年はダムの開発などで天然アユは減少しつつあります。

しかし、矢作川天然アユ調査会によると、矢作川では9日までに約500万匹が遡上していて 調査開始以来過去最高を記録する勢いなんだとか。

じつは豊田市には天然アユが生息する場所がまだ複数あり 夏場の豊田市は、アユ漁が非常に盛んになる地域でもあります。

アユ漁によく使われるのが「ヤナ」と呼ばれる構造物。

川の中に足場を組んで木や竹ですのこ状の台を作ったもので、水は通すが魚は引っかかるという ふるいのような仕組みのものです。

豊田市には一般の人も遊びに来て、アユ漁を楽しむことができるヤナが複数あり キャンプのような感覚で遊びに行くことができます。

とった魚はすぐに調理してもらって食べることもできたりするので 家族で楽しむ人も多いんだとか。

車の工業的なイメージが強い豊田市ですが、こんな自然にあふれた一面もあるんですね。

愛知へ訪れた際には、都市部の観光とともに 自然と触れ合ってみるのもいいのではないでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部