近年では個人で起業する人も増えたり、ITという新たな分野が生まれたことで 急激に成長する企業が出てきたりと、企業が乱立した状況となっています。

しかし、その裏で経営破たんや倒産する企業も増えています。 最近では日本の家電大手の経営状況の悪化が話題になっていますね。

そんな企業のリスク対策に関する講習などを行う協会が 山口県宇部市にあるのをご存知でしょうか。 その名も一般社団法人日本経営危機管理協会。

2012年に設立されたこの協会は、経営及び経営の危機管理に関する能力を開発・育成し 企業経営と社会の健全な発展を図ることを目的としていて、役員には地元山口・宇部に ゆかりのある人物に限らず大学の教授・博士ら、経営のスペシャリストが多く名を連ねます。

主な事業は、自経営危機管理に関する研究や講演や教室の開催 そして、資格試験の実施と認定賞の授与。

ということで、これまで企業での講義や、「危機管理士検定1・2級」などを 実施してきましたが、6月12日に初となる「3級」の講習と試験を山口大学で実施するのだそう。

比較的新しい協会だというのも驚きですし 宇部という、都心からは離れた場所で設立されているのも面白いですね。

理事長の石田さんは山口大学出身で地元宇部への思い入れもひとしおのようで 「地元・宇部発の協会として周知させたい」と意気込んでいます。

今やどこにいてもビジネスができる時代。 こんな風に、地元への強い思い入れを持った人が新しい事業を始めてくれると心強いですね。


 執筆：街コミNAVI編集部