近年ますます広がり、その重要度を余している産学官連携。 学校は自治体の政策や企業の商品開発にも大きな役割を果たすようになってきました。

産学官連携というと、大学のことを思い浮かべがちなのですが 企業や自治体とのコラボレーションを実現しているのは、大学だけではありません。

宮崎県延岡市の延岡商業高校の部活動「流通経済部」は、南九州ファミリーマートと共同で 菓子パン「桜延（おうえん）パン」を企画・開発しました。 この桜延パンは、メープル味のシートを織り込んだデニッシュ生地を「桜の花びら」に 見立てたもので、中心にはホイップクリームが入って様々な味が楽しめたりと 見た目にも味にもこだわった一品。

南九州ファミリーマートは2009年に、宮崎県と他分野における「地産地消や食育に関すること」 などの項目を含む協定を締結していました。

その協定に基づいて、地域の活性化に寄与したいという思いを持っていた延岡商高の 流通経済部と商品の開発を行ったそうです。

実はこのコラボレーションは3商品目ということで これからも地域活性化のために協力していきたいとのこと。

桜延パンは4月26日から期間限定で発売されていて、発売日には ファミリーマート延岡桜ヶ丘店で、延岡商高の生徒参加による商品お披露目と 店頭販売会が開催されました。

今回のコラボレーションは商業高校ということもあり実現しやすかった部分も あるかと思いますが、是非多くの高校が積極的に産学官連携に参加していってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部