皆さんは映画やドラマ、ミュージックビデオを見る際、ロケ地というのは 気にするほうですか？

自分の知っている場所が写るとテンションが上がるけど、普段はそんなに意識していない という人も多いのではないでしょうか？

そんな映像作品のロケ地で「画になる」として近年人気が高まってきているのが 桐生市だそうです。 昨年度、1年間でテレビやドラマのロケ地となったりテレビで放映された回数は 合わせて76件で、県内ではおそらく断トツの数字だそう。

桐生市には豊かな自然環境と古い町並みが残っているので、映像として高く評価されて いるのはもちろんなのですが、同時に大きな要素があり、こうしたロケ地としての 売り込みを、桐生市と市民が協力して行っているという点にあります。

ロケ地としてアピールしていこうという動きが本格化したのは2002年のことで 桐生地域出身の映像制作関係者や市民が「わたらせフィルムコミッション（FC）」を 設立しました。

映画やドラマのロケハン担当者の声を聞きながら、桐生・みどり地域の後継や建築物を 無償提供するなどの活動を行い、2008年には桐生市もこの活動を支援しはじめました。

現在ではロケ隊の食べる弁当を業者と提携して用意したり、夜の打ち合わせに使える 飲食店を紹介するなど、地域活性化に地道に貢献する事業となっています。

地域の有する財産をうまく利用した例といえると思いますが、どこにでもチャンスは 転がっているのだなと思わされますね。


 執筆：街コミNAVI編集部