今や全国各地の様々な特産品はインターネットで手軽に買えてしまう時代ですし、大手のスーパーや 百貨店などに行けば、全国の商品がならんでいたりします。

しかしそれでも、まだまだ全国的には知名度が高くない特産品が山ほどあるのも事実。

東池袋にある宮城県のアンテナショップ「宮城ふるさとプラザ」では、7月にとある宮城県特産の 海産物のフェアが開催され、注目を集めました。 その特産品とは「ホヤ」という名前の海産物で、宮城県の夏を代表する海産物なんだとか。

ホヤはその見た目から「海のパイナップル」とも呼ばれる海産物で、幼生はオタマジャクシのような 形態をしていますが、生体は岩などにくっついて植物のような面持で海中に存在するんだとか。

食材としては日本や韓国、フランスやチリで食べられていて、日本では東北地方と北海道、特に宮城県で 酒のさかなとして一般的だそう。ホヤ養殖発祥の地である宮城県は、全国シェアの80%を占めている みたいですよ。

近年では関東圏でも少しずつ認知度が上がってきていますが、西日本ではまだまだ知られていません。

味は甘味、酸味、苦味、うま味、塩味という味覚の基本要素がすべて一度に味わえるという複雑な 味なんだそうです。この7月に開催されたイベント「夏だよ！みやぎホヤ祭」ではホヤの刺身の試食会や オリジナルレシピの紹介、ホヤ料理に合うオススメのお酒を紹介する「みやぎ地主Bar」なども 開催されて大盛り上がりだったそうです。

全国的に有名な特産品をアピールするのもいいですが、こういう全国的にはまだまだ知名度が低めな 特産品をアピールしていくのは非常に大事ですね。ホヤ、食べてみたくなってきました…


 執筆：街コミNAVI編集部