地方創生が社会のテーマの一つとして大きくなってきていますが、若い世代が自分たちの郷土に 対する理解や、愛を深めていくことも地域にとっては非常に大事なことですよね。

現在、全国各地で中学生や高校生など地元の若者たちが地域に密着した工芸品や、料理などの 商品開発に携わるという試みも広まっていますね。栃木県でも、地元・高校生が考案したメニューが 完成し、販売中ということで、注目を集めています。

今回、販売されるメニューは、栃木県宇都宮市にあるIFC調理師専門学校運営する三友学園が 開催した「第5回グランシェフ・オブ・ハイスクール　高校生によるオリジナルメニューコンクール」の入賞作品をアレンジしたもの。 グランシェフ・オブ・ハイスクールは、栃木県及び近郊の高校に通学している高校生の実が 参加できる大会で、調理部門・栄養部門・製菓部門の3部門制。

全部門共通で、栃木県産の食材を使用することがルールとなっている、まさに地元・栃木に フォーカスした料理コンクールなのです。この大会の入賞作品は、県内のサービスエリアと コラボレーションして実際にサービスエリアで10月～12月にかけて販売されるというのが 通例となっていて、今年もそのコラボレーションが行われたという形です。

各サービスエリアの料理長がアレンジした入賞メニューは、宇都宮市の上河内SA、佐野市の佐野SA 那須町の那須高原SAの上下線でそれぞれ販売中。12月末までなので今年はもう日が限られて いますが、来年以降もおそらく開催されるでしょうし、興味のある人は是非訪れてみてくださいね。

郷土料理・郷土食材と若者の完成の融合。あらゆるジャンルでこうした動きが進むといいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部