愛知県東海市からのニュースです。東海市に本社、製造工場を構える「愛知製鋼」は 次世代鍛造品の研究開発用サーボ式プレスの建設に着手したと発表しました。

愛知製鋼はトヨタグループの特殊鋼メーカー。トヨタアセットマネジメントが販売する トヨタグループ株式ファンドの投資対象企業の一社です。 東海市は新日鐵住金の製鉄所をはじめとする中部圏最大の鉄鋼基地があり、「鉄鋼の町」としても 知られているようです。

正直このニュースを見ても、何のことだかちんぷんかんぷんなので、かみ砕いて調べてみました。

まずサーボ式というのは、金型回転位置やプレスの回転速度情報をフィードバックさせ 自動制御できるサーボモーターを駆動に用いる方式のこと。

今回、愛知製鋼が開発するサーボ式プレスは、熱間鍛造の分野においては、これからの技術 であり、従来の熱間鍛造では対応できない複雑な形状に対応できる将来技術であるため その利点を活かした新製品・新工法の実現で、より高度な鍛造部品開発の加速を狙いとしている そうです。

この技術の導入により、材料・工法の開発から生産まで「鍛鋼一貫」、つまり材料設計から鋼材 →鍛造→部品プロセス技術まで一貫する開発・生産プロセス技術を確立し、更なる小型・軽量・ 高強度化の鍛造品の開発・生産のスピードアップ実現により、「もっといいクルマづくり」に 貢献していくとができるとのことです。

要はクルマづくりにおいて、より工程をスムーズかつ効率的に進めていくことが可能なようです。

自分なりにかみ砕いてみたつもりですが、結局専門的知識が必要で、ちょっと難しいニュースで した。何にせよ、絶えず新しい技術を開発し続けている研究者のみなさんの努力に、敬意を表し つつ。きっと東海市にはこういった研究者の方々がたくさんいらっしゃるのでしょう。

以上、愛知県東海市からのニュースでした。


 執筆：街コミNAVI編集部