いまや様々な業種で全国チェーンのお店が増え、日本中どこにいても同じ品質の同じ商品を 手に取ることが出来るようになりました。とくにチェーン店の店舗数で他を圧倒するのが コンビニエンスストアですよね。

日本中同じものを手に入れることが出来るコンビニですが、地域によっては、その地域限定の 商品が並べられていることもよくあります。

群馬県では現在、群馬県の郷土料理である「おっきりこみ（おきりこみ）」が セブンイレブンで1月頭まで群馬県内限定で展開中でしたが、あまりの人気に、3月末まで 販売期間を延長することになったのだそうです。 おっきりこみとは、煮込み麺料理の一種で、小麦粉で作った幅広麺を野菜と一緒に 味噌や醤油ベースのつゆで煮込んだもので、群馬県や埼玉県北部で食べられる郷土料理です。

セブンイレブンで展開されている「群馬名物！上州地粉のおっきりこみ」は 群馬県産農畜産物のブランド化を考える女子会「ひめラボ」がセブンイレブンと共に 共同開発した商品で、電子レンジで温められる手軽さもありヒット商品に。

地域限定の麺商品の1店舗あたりの販売数としては全国トップクラスの売上を誇っている のだそうです。実は現在群馬県では地域の名物料理としておっきりこみを再評価する 「群馬県おっきりこみプロジェクト」が県主導で行われています。

「県外から来た人にアピールできる『名物料理』がないとの指摘があることから、伝統食で ある『おっきりこみ』を再評価し、『おっきりこみ』を本県の名物料理として、県民運動で 県外に発信し、本県ブランドの創出につなげようとするプロジェクトです。」という やや自虐交じりのコメントも出ています。

さらに結果を出せば全国展開もあるのでしょうか。気になりますし、是非 本場のおっきりこみを一度食べてみたいものです。


 執筆：街コミNAVI編集部