物事には流行というものがありますが、流行による影響を大きく受けるものの1つが食べ物ではないでしょうか？新しい食材や、新しいメニューがブームとなることがある一方で、昔からある食べ物が急に注目を集めることもよくあります。

ここ最近では、「ジビエ料理」が大きなブームとなっていますよね。狩猟で得た天然の動物の食肉を意味するフランス語の「ジビエ」。日本では鹿肉やイノシシ肉が有名ですね。

そんなジビエを使って新たな観光資源をつくったり、地元の地域活性化の活動を行う自治体も増えています。山口県下関市では、地元高校生が考案したメニューが注目を集めています。 メニューの名は「ぽかぽか！そぼろの温そうめん」。下関市役所の食堂で新たに提供されるようになったジビエメニューです。

下関市では、平成17年度から体を温めようという「ウォームビズ」という活動に取り組んでいて、市役所の食堂では冬場に「ウォームビズランチ」を期間限定メニューとして提供しています。

そうした中で、平成26年度からは下関市民からもウォームビズのレシピを募集するようになり、「市食堂賞」を受賞したレシピは市役所の食堂で期間・数量限定で提供しているのだそう。

「ぽかぽか！そぼろの温そうめん」は、今年の「市食堂賞」を受賞したレシピで、それによって現在市役所の食堂で提供されているという訳です。農作物を荒らすシカやイノシシを駆除下肉を使っていることや下関産の農作物を多く使っていることがポイントとなったそうです。ジビエも地産地消文化の中で、広く、長期的に浸透していくのかどうか、今後に注目したいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部