今も昔も、世の中には様々な社会問題がありますが、最近ではこれまでにあまり表だって報道されてこなかったようなニュースなども増え、議論の対象となってきていますよね。

その代表的なものが、LGBT・性的マイノリティーに関する話ではないでしょうか？

全国的にそうした人々への寛容化が進んでいる一方、根強い差別意識を持つ人もいたりと、議論を巻き起こしていますが、全国の自治体では、寛容策をとる自治体も増えてきています。

そんな中、沖縄県浦添市では県内初の試みが行われ注目を集めました。 それが、「印鑑登録証明書の発行に際し、申請があった場合には男女の別を記載しなくても良い」という条例改正案の採決。

何気ないことに思えますが、トランスジェンダーの人などを中心に、男女を記載しなければいけないということに悩む人も少なくはないのです。

浦添市は、市として性的マイノリティへの支援を行うことを昨年9月の会議で決定。

今年1月1日に性の多様性を認め合う「レインボー都市宣言」を出し、注目を集めていました。国としても、男女の別は記載しなくてもいいということを昨年通告していて、同様の取り組みは全国では例があるものの、沖縄では浦添市が初めての取り組みで、ほかの証明書にもできるだけ取り組みの幅を広げられるようにする予定だということです。

これから様々な場面でこうした取組が広がっていくことと思いますが、政策を行うだけでなく、多くの人の理解を得られるように説明や呼びかけも積極的に行っていってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部