近年は大規模な震災が相次ぐなど、日本では様々な災害が猛威を振るっていますよね。

これまでの災害の被害を教訓に、防災に関する取組が全国で進められていますが、皆さんはそうした取り組みを意識したり、参加したりしているでしょうか？

最近では個人レベルでの災害への備えも注目されていますが、なんだかんだと理由をつけて後回しにしてしまっている人も多いのではないでしょうか。そんな中、愛知県豊橋市では、災害が起きた際のガイドブックが作成され、注目を集めています。 豊橋市は、30年以内に大地震が起きる可能性が高く、いつ地震が起きてもおかしくないといわれる南海トラフの断層の終点の位置に近く、南海トラフ地震が起きた際には甚大な被害をこうむることが予想されています。

そのため、平成26年には地震被害予測調査を行い公表したり、平成27年には豊橋市防災ガイドブックを作成したりするなど、数年前から災害に対する取組を積極的に行ってきました。

今回、作成された「防災コミュニティマップ作成の手引き」は、大地震発生時の身の回りの危険など、必要な情報をリストアップするマップを作るための冊子で、市民一人ひとりの防災意識と心構え、そして地域の助け合いを重視し、「足（で歩いて）」「目（で観察して）」「手（で記入して）」作るということを目標としています。

市内の学校などでの防災教育などにも活用しやすいように工夫がされていて、豊橋市以外の自治体からも注目を集めているのだそうです。

皆さんもこの機会に、一度災害への準備をしてみてはどうでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部