地方創生が社会的に目指されるようになってきた中で導入され、広く普及することになったふるさと納税ですが、皆さんは利用しているでしょうか。

税金控除などの優遇措置が受けられるということで寄附を行っている人もいるかと思いますが、やはり…ふるさと納税というと注目されるのが返礼品ですよね。しかし最近では返礼品競争が激化しすぎているという批判もあり、今年度に入って、国から自粛の要請も出ています。

これを受け多くの自治体は高額な返礼品をやめたり、返礼品を自粛したりしていますが、そうした中で、返礼品の種類を拡大している自治体もあるようです。

埼玉県新座市ではふるさと納税への返礼品の内容を充実させることになりました。 これまでの返礼品である野菜10種を19種に増やしたり、新座市のイメージキャラクター「ゾウキリン」のグッズを追加するなど、過度な拡充ではないようですが、少しでも寄附額を増やしたいという思いが感じられますよね。

新座市への寄附は例年10件前後で寄附額は250～400万円ほどと、かなり少なくなっていますが、一方で流出している税金の額は数千万円になるとのことで、新座市としては少しでも税金を新座市に還元する狙いがあるようです。

ふるさと納税で地域が活性化しているというニュースがある一方で、こうした格差も生まれているということで、国としてのこれからの対応にも注目が集まりますが、返礼品などばかりではなく、地元愛や様々な観点から寄附を行う人が増えてくればいいなと思わされますね。


 執筆：街コミNAVI編集部