皆さんは特殊な色や形に変異した生き物を見たことはありますか？

私たちが普段目にしている生き物やよく知っている生き物でも、ちょっとした変異などで色や形が変わった個体が発見されることがたまにありますよね。小さな生き物だといたとしても気づかないことも多いでしょうし、そうそう巡り合えるものでもないので、そうした特殊な個体が発見されることは少ないです。

そんな中、兵庫県川西市ではオレンジ色をしたドジョウが発見されたことが話題となっています。 ドジョウといえば、一般的な魚と同じように灰色など暗めの色をしているものですが今回、川西市久代の農業用水で発見された土壌は全身オレンジに、ところどころ灰色の混ざった模様をしています。

実はドジョウには「緋ドジョウ」という、金～オレンジの色をした、品種改良で生まれた品種がいて、一般でも飼育されていてそれほど珍しいこともないそうなのですが、それを野生で発見することができたとなると話は別ですよね。

色が他とは違う個体は目立つため、野生ではすぐに天敵に狙われてしまい、生き残って発見されることは非常に少ないのだとか。

実際、金色、オレンジ色のドジョウが発見されたというニュースは度々出てきますが、数年に1回程度の頻度です。皆さんも普段の生活の中でも、身の回りにこうした特殊な個体だったり、まだ一般に知られていない新種の生物だったりが潜んでいる可能性もありますから、普段から気を付けて生活してみると、新しい発見があるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部