すっかり季節は夏となり、たくさんのイベントごとやお祭りが全国各地で開催されていますね。こうなるとやはり浮かれた気分にもなってしまいますが、夏は浮かれてばかりもいられていない季節。

日本ではこの季節は原爆が落とされた時期であり、第二次世界大戦で敗北した時期であり、平和について考えなければいけない時期でもあります。

そんな中、東京都西東京市では例年この時期に「平和を祈る演劇祭」というものが開催されているのを皆さんはご存知ですか？ タイトルの通り、演劇を通じて平和について考えるこのイベントは、原爆手記をもとにした朗読劇を毎年公演していた大森晶子さんが実行委員会を立ち上げて開催するようになったイベントで、今年で13回目を迎える演劇祭。

西東京市や西東京市教育委員会が後援につい例年保谷こもれびホール・小ホールで開催されています。

今年は7月21・22日の2日間開催され、共通の演目が3公演と、2日目のみ西東京市在住で黒澤明監督の「赤ひげ」やテレビ番組「日本昔ばなし」などで知られる常田富士男さんのお話が行われました。

2日間共通の演目も音楽ライブ、朗読劇、音楽劇と幅広く、年齢関係なく何かを感じることができるイベントになりました。これまでこうしたイベントが開催されていることを知らなかったという人もいると思いますが、西東京に住んでいる人もそうでない人も、来年以降、可能であれば是非一度参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部