世間では節分の時期がやってきていますが みなさんは節分はどう過ごされるのでしょうか？

日本各地で様々な節分行事が行われる中 赤羽にある赤羽自然観察公園内の農業体験館では この地区に伝わる古民家年中行事「浮間の節分」が行なわれたそうです。 地元地区の小学生たちが参加し 赤羽のこの地域に伝わる豊作祈願のかけ声を唱えながら豆を煎り 古民家の座敷、土間、倉屋などで豆まきを行ったそうです。

節分行事は各地で、その地域独特の方法や習慣をもつ 伝統行事であることはご存知でしょうか？

自分が今までしてきた節分の行事は 実は、他の地域では見られない珍しいものだったりする場合もあるかもしれませんね。

赤羽で行なわれた今回の節分行事も この地区だけに昔から伝わる独特の作法「豊作祈願のかけ声」があり 豆まきに使う豆を煎る際に「田んぼの虫もチーリチリ、畑の虫もチーリチリ」という 独特のかけ声を唱えなるのが伝統になっているんですね。

もちろん、かけ声の内容は豊作祈願の意味があるそうで 害虫駆除を歌にしているのだと思われます。 虫の被害は、農作にとっては頭を悩ませる問題の一つですからね。

また、豆まきに関しても特徴があり よくある豆まきのように家の中の各部屋、古民家であれば座敷や土間などに豆をまき 「鬼は外、福は内」と建物の中から鬼を追い払いますが 赤羽のこの地区では、再び追い払った鬼が戻ってこないように襖を閉じるそうですよ。

この地域独特の節分行事、一度はこの目で見てみたいものですね。


 執筆：街コミNAVI編集部