地域の活性化に向けて全国の自治体が様々な努力を続ける中、最近注目されているのが自治体同士の連携ですよね。

近隣自治体同士が協力したり、遠方の自治体同士が協力したりと様々な形の協力関係が生まれ、互いの地域の活性化に向けて動いていますが、山口県下関市では、お隣の長門市との連携が進められています。 下関市と長門市はこれまでにも連携して互いの地域のPRなどを行っていく活動を進めてきて、これまでに10回以上の会談を実施。

昨年は自転車レース「ツール・ド・しものせき」を、「第10回記念大会withながと ツール・ド・しものせき2016」を開催し、市連携によるJR山陰本線の利用促進、水産資源管理・育成など栽培漁業の推進、山陰道「長門・下関間」の建設促進についてといった事業を進めるなど、交流を深めてきました。

今年も10月24日、下関市の長府庭園で両市長の会談が実施され、観光客の誘致に向けて互いが互いのPRを実施していくことなど、連携強化についての話し合いを勧めました。

庭園の座敷で市長が向かい合って座るすがたは、さながら幕末の志士たちの同盟締結を目指す会談のようで、山口らしさも感じさせました。

こうした連携の活動に関しては、お役所同士が約束し、活動するだけでなく、市民レベルでの推進活動や市民同士の交流が不可欠となりますから、そうした市民の機運を高める活動も今後重要となってきそうですね。

下関に住んでいる人は、是非こうした長門市との連携事業に積極的に参加してみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部