現在、日本では外国人観光客が増えてきていますよね。

これがチャンスとばかりに全国各地で外国人観光客を取り込もうという動きが進められてきていますが、大規模な取り組みを行っているのが山口県宇部市です。 宇部市では、市内の山口宇部空港と韓国の仁川空港を結ぶ定期便が10月30日から来年3月24日まで運行されることになっていて、これに合わせて新しい取り組みが進められているのです。

タクシー業界では「宇部グローバル観光タクシー」という試みが開始され、注目を集めています。

宇部グローバル観光タクシーは、その名の通り韓国人をはじめとする外国人の観光案内に特化したタクシー。観光用の市内モデルコースやグルメマップが用意されていて、タクシーに乗る観光客はあらかじめ希望のコースを選択。参加するタクシーはそれらを活用して宇部の「見どころ」・「食」・「土産」を観光客に紹介します。おもてなしの質を保つため、この事業にはタクシードライバーならだれでも参加できるわけではなく、研修を受けたうえで認定試験に合格したドライバーのみが参加できます。

今シーズンは8事業所の11人のドライバーが認定を受け、ハイレベルなサービスを提供していくということです。

日本に来る外国人観光客は、こうした手厚いおもてなしを求めている人も多いでしょうから、効果は期待できそうですよね。宇部市や山口県は韓国や中国にも近いですからまだまだPRの余地はあると思いますし、山口や周辺の地域へも多くの人が訪れるようになればいいなと思いますね。


 執筆：街コミNAVI編集部