皆さんの住んでいる地域には、地域の特産品がありますよね。

近年はそうした特産品をブランド化して売り出す動きが全国で進められていますが、その地域でこれまで作られていたものだけでなく、新しい特産品を生み出していこうという動きも進められてきています。

そんな中、青森県八戸市では、新たな地場産業としてワインの生産に取り組んでいるのですが、その八戸ワインが今年初めて本格生産されることになり、現在仕込みが行われているそうです。 八戸市の南郷地区では、昔からはたばこの生産が盛んにおこなわれてきましたが、近年は国内需要の減少などに伴い、産業が衰退し、地域の経済に大きなダメージを与えていました。

この状況を打破するために、八戸市が取り組むことに決定したのが、八戸ワイン産業創出プロジェクト。

2014度からプロジェクトが始まり、補助金を給付するなどして、参加する農家を募り、ブドウ生産が行われてきましたが、今年ついに初の収穫を迎え、仕込みが開始されたというわけです。

来年には八戸産のワインが市場に出回る予定となっていて、関係者の人たちの期待も高まってきています。青森はもともと果物の生産が盛んな土地ですし、どんなワインが完成するのか、楽しみですよね。

完成したら八戸市に住んでいる人は是非いち早く飲んでみてほしいですし、そうでない人も、これから国産ワインの代表種の中に八戸ワインが入ってくるかもしれませんから、特にワイン好きの人は注目してくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部