今年も年末が近づき、1年を振り返るようなイベントも多く開催されていますよね。

「今年の○○」が様々な場所で発表され、メディアなどで目にする機会も増えてきますが、そうした今年の○○の中でも、有名なものといえば、今年の漢字や、流行語大賞。

今年を象徴する言葉を様々な団体が選出して話題となりますが、三重県鈴鹿市では市民がそれぞれの「今年の漢字」を書き、それらを集めて展示するイベントが開催されました。 この「第4回 今年の漢字一字展」は、鈴鹿市考古博物館で開催される毎年恒例のイベントで、思い思いの一字を市民から募集しそれを博物館のホールに展示するというもの。

今年は市内外から57点の作品応募があり、それらが壁一面にずらりと張り出されました。

各漢字にはその字を書いた理由も併せて書いてあり、新しく生まれた上野動物園のパンダ「シャンシャン（香香）」にちなんだ「香」や、流行語にもなった忖度の「忖」「度」といった、今年を象徴する漢字から、ひとりひとりの思いや1年を振り返った「笑」など、幅広い種類の漢字が展示されました。

来場者用の書道用具も用意され、展示を見に来た人や博物館を訪れた人たちも参加者となって企画展を楽しんでいたようですね。

最近は年始の書道の習慣などもなくなってきていますし、デジタル機器の普及で字を実際に書くことも減ってきているという時代ですが、皆さんも、この年末年始は久しぶりに書道用具をひっぱり出して、1年の振り返りや新年の目標を書いてみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部