近年世の中で議論されている問題には様々なものがありますが、最近特に注目を集め、議論の対象となっている問題といえば、子どもの貧困問題ではないでしょうか？

これまではあまり認識されてこなかった貧困問題が議論されるようになり、子ども食堂など、そうした子供たちをサポートするための活動を行う団体なども増えてきていますが、現在増えてきているのが、そうした子どもたちの学習サポート事業。

長崎県佐世保市では、市内の大学生が子どもたちのための学習塾を開設したことが話題となっています。 その学習塾「アフタースクール」を設立したのは、佐世保市にある長崎国際大学の学生たち。

今年の7月に長崎国際大学のメンバーで結成し、佐世保市内の公共施設などを借りながら子供たち向けの格安学習塾を開催して注目を集め、今月佐世保市で開催された次世代創業者育成事業の発表会でもトップの評価を集めました。

リーダーの下田さんは、家庭教師や塾講師のアルバイトの中で経済格差による教育機会の格差を感じて、このアフタースクールの開催を決めたのだとか。

現在は、塾としては格安ながらも運営のために月謝を払ってもらっているとのことですが、今後は補助金など公的機関からの補助を受けて無償化し、活動をより確かなものにしたいと考えているということで、佐世保市ならず、活動範囲を広げていきたいと考えているのだそうです。

今は活動が認められれば年齢・肩書関係なく誰でも起業したり、事業を進めていける時代。アフタースクールの皆さんには頑張ってほしいですし、子ども食堂のように全国に広がる活動にしていってほしいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部