みなさんは、ちんどん屋を見たことはありますか？

人目を惹く格好で様々な楽器を鳴らしながら宣伝行進を行うちんどん屋は明治期から登場し、1つの文化として成立していますが、今ではあまり見かけることもないのではないでしょうか。

しかし、そんなちんどん屋が、実は現在、再び注目を集めているのだそうで、各地のイベントや街中でパフォーマンスを行うことが増えているのだそうです。

埼玉県上尾市でも、知名度を上げているちんどん屋の人たちがいるらしいですよ。 それが「上尾チンドン倶楽部」です。

2013年12月に上尾で結成されたチンドン屋で、現在上尾市のイベントなどを中心に、精力的に活動する団体です。座長の古沢さんは上尾市内で接骨院を営む人物で、幼少期からちんどん屋を見て育ってきたのだとか。

幼いころからちんどん屋になりたかったのだそうで、長年の夢をかなえてちんどん屋を結成、口コミや紹介でメンバーが集まり、現在は男女8人で活動しています。

週末を中心に参加するイベントは年間40本を超え、2年前には愛知の「萩原チンドンまつり｣で入賞したり、昨年は富山県で開催される全日本チンドンコンクールで敢闘賞を受賞するなど、チンドン屋全体としてみてもハイレベルな成績を収め続けています。

上尾の地元の人でも実際に上尾チンドン倶楽部の活動やちんどん屋を見たことがないという人もいると思いますが、機会があればぜひ一度、彼らの活躍を見に行ってみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部