多くの地域で地元のPRがこれまで以上に活発に行われるようになっている中、やはり地域の自慢といえば食品を挙げる人も多いですよね。

ご当地グルメが注目されるようになって久しいですが、最近では地ビールなど、地域のお酒にも注目が集まってきています。そんな中、千葉県柏市では、個人が地元の地ビールの製造に成功し、話題を集めているのを知っていますか？

それが、昨年末に開店した地ビール醸造所兼レストラン「柏ビール」です。 この地ビールを製造するのはこれまで地元で学習塾の経営を行ってきた丹羽さん一家。

主人の丹羽さんはもともと大学で醸造学を学んでいたのだそうですが、親の学習塾を継いでこれまで経営を行ってきました。塾では地元の子供たちを対象に農業体験なども実施していて、その中で畑の規模や取れる作物の規模がどんどん大きくなったことを受けて、「この作物を活かして酒造ができないだろうか」と思い付いたのだそうです。

酒造は丹羽さんにとっても長年の念願でもあったということで、還暦を前に一念発起。昨年免許を取得し、ついに醸造所とレストランをオープンさせました。

柏の地ビールは初ということで、地元でも話題となり、さっそく店は大盛況。すでに数種類の地ビールが提供されているということで、これからラインナップが増えていくことも期待してしまいます。

これから柏の名物として人気が出るかもしれませんし、柏の地元の人も、柏を訪れる人も、是非1度足を運んでみてくださいね。


 執筆：街コミNAVI編集部