2016.08.11.
北見のタマネギ列車
皆さんは普段、貨物列車に注意を払ったことはありますか?
駅のホームで電車を待っていると貨物列車が通過するのをよく目にしますが、貨物列車について 注目している人はあまりいないのではないでしょうか?しかし当然ながら、貨物列車は私たちの生活を 支える大事な列車なのです。
そんな中、北見市には名物貨物列車が存在するのを知っている人はいますか?
情報元ソース:北海道新聞
北見タマネギ列車運行開始 北海道外の不作で過去最速
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00010001-doshin-hok
それが通称「タマネギ列車」と呼ばれる貨物列車。その名のとおり、主に北見の名産品である
タマネギを運ぶ貨物列車で、北見から旭川の間で運行されている列車です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160803-00010001-doshin-hok
機関車の老朽化や採算性などの理由で、1度は廃止が決定されましたが、北見の地元農協や 自治体などが存続を求めていて、現在でも運行が行われています。
例年タマネギなどの収穫時期に合わせて、8月中旬から翌年4月下旬にかけて運行されているのですが 今年はこれまでで最も早く8月2日に運行が開始されたのだそうです。
運行の時期が早まったのは、北海道に次ぐタマネギの産地である佐賀県で病害が流行したために 九州地方での需要が高まっていることに起因するのだそうです。
北見から旭川までタマネギ列車で運ばれたタマネギはトラックや別の貨物列車で全国に輸送される ということです。こういう話を聞くとたくさんの貨物輸送によって私たちは全国の味覚を 堪能できているというのを実感しますね。
食べ物を食べるときは感謝しつつ食べたいなと思わされます。 これから貨物列車を見るときは、どこからどこへ、何が運ばれるのか、思いをはせてみるのも いいかもしれません。
執筆:街コミNAVI編集部