ホーム TOP > フォルダ 都道府県 > フォルダ 三重 > フォルダ 

2016.09.03.

石水博物館(津)にて『三重の先賢たち』開催


皆さんは博物館にはよく行かれますか?

小さなころは遠足などで言った覚えがあるけど、大人になってからは行った記憶がないという人も 多いのではないでしょうか?しかし、今行ってみると子供のころにはわからなかった発見なども あって面白いものです。

地域に関連する企画展などが多いのも地域の博物館の特徴ともいえますね。

三重県津市の博物館では、地元三重に焦点を当てた企画展が開催されています。
情報元ソース:産経新聞 郷土の先賢、足跡たどる 津・石水博物館で名品展 本居宣長、わび状の下書きなど
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160821-00000024-san-l24
開催しているのは津市垂水の石水(せきすい)博物館で 企画展の名前は所蔵名品展「三重の先賢たち」と言います。

石水博物館は、木綿問屋を営む伊勢の豪商だった川喜田家の資料を保存する博物館なのですが 川喜田家は江戸時代から明治時代にかけて、三重の名だたる文化人たちと幅広く交流してきた 名家だそうです。

今回の展示では特に、谷川士清、本居宣長、松浦武四郎の三人に関する資料を中心に 展示しています。本居宣長は言わずと知れた江戸時代を代表する国学者で、師である賀茂真淵に 宛てた書状などを展示。

谷川士清は日本初の五十音順の国語辞典「和訓栞(わくんのしおり)」を編纂した津出身の 国学者で、その和訓栞(わくんのしおり)の稿本が展示されています。

そして、探検家、松浦武四郎は代表作である、蝦夷地の調査で出会ったアイヌの人々の生活を ありのままに伝える「近世蝦夷人物誌」などが展示されているとのこと。

先述の3人は江戸時代の人たちですが、明治以降も、川喜田家代当主のもとには三重県ゆかりの 俳人や画家などが集いました。今回の展示では、そんな文化人たちとの交流により蓄積されてきた 川喜田家のコレクションをはじめ、川喜田家当主が特に力を入れて収集した三重県に関する 文化財をみることができる貴重な展示となっています。

日本の歴史的に見ても貴重なものばかりですので 是非、興味のある人は津まで足を運んでみてくださいね。


 執筆:街コミNAVI編集部