2016.09.16.
釧路で9月にサクラ!?
夏も終わり、日に日に涼しくなってきましたね。 そんな9月に、釧路ではなんと季節外れのサクラの花が咲いたようです。
釧路市立博物館前ではエゾヤマザクラやチシマザクラが小さくて美しい花を、枝いっぱいに 咲かせていて、まるで春の行楽シーズンを思わせます。
情報元ソース:朝日新聞デジタル
北海道・釧路でサクラ咲く 台風で花芽が季節を勘違い?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160914-00000091-asahi-soci
そもそも釧路でのサクラの開花は例年5月10日前後で、満開は5月中旬です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160914-00000091-asahi-soci
ではなぜ、絶賛秋真っ盛り、十五夜のお月様もお目見えしようかという9月中旬にサクラが咲いて いるのでしょうか?
サクラが開花しているのは釧路の中でも海に近い地域が多いようで どうやら原因は8~9月に相次いで上陸・接近した台風にあるようです。
釧路地方気象台によると、サクラは強風や大雨などで葉が飛ばされて落ちてしまったり 塩分を含んだ潮風にさらされて葉が枯れ落ちてしまうと、花芽が春と勘違いして目覚めることが まれにあるようです。
今回のサクラの開花も、まさにその現象の一例と言えるでしょう。
しかし、心配なのは来年、2017年春のサクラの開花です。
釧路市立博物館の学芸員によると「冬を越すはずの花芽が咲いてしまったので、来春の花見は少し 寂しいかも」とのことです。
・・・自然の影響とはいえ、本来の花見のシーズンに満開のサクラを見れない可能性があるのは 少し寂しい気もしますね。
しかし、普段滅多にお目にかかれない「十五夜のサクラ」というのもなかなか風情があって 素敵ですね。
執筆:街コミNAVI編集部