



2017.04.30.
『函館朝市ひろば』で高齢者向けサービス開始
皆さんの住んでいる地域には、市場はありますか?
最近では東京の築地市場の移転を取り巻く状況が問題となっていますが、築地市場のような大規模な市場は全国にもそう多くはありません。そんな中、北海道函館市には、全国でも有数の朝市があることをご存知でしょうか。
情報元ソース:函館新聞電子版
買い物・食事で高齢者元気に 朝市が介護予防の新事業【函館市】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00000002-hakoshin-hok
JR函館駅の目の前にある函館朝市は、戦後間もない1945年に函館駅前で農家が野菜の立ち売りを行ったのをルーツに持つ市場です。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170421-00000002-hakoshin-hok
2011年の東日本大震災では津波の被害を受けたりもしましたが、市民ボランティアなどの力によってすぐに再開し、2014年には新たに開業した「函館朝市ひろば」で営業されています。
函館市民に愛されるそんな朝市ですが、新たに始めることを発表した新サービスが注目を浴びています。それが、朝市に専門職の講師を招いて、朝市に来た高齢者向けの健康に関する講座を開催するというもの。
現在、朝市では介護施設を利用している人を対象に買い物や食事を合わせた「お出かけリハビリ」の事業を試験運用中で、さらに介護施設に入っていない人たちにも対象を広げたサービスを展開できないかということで、このサービスの導入が検討されているのだそうです。
今回のサービスでは送迎の車も手配。片道分の交通費は朝市側が負担するなど、外出が困難な高齢者にも朝市に足を運んでもらい、少しでも健康的な生活を送ってもらおうという意図が込められていて、朝市の更なる活性化と、地域の活性化を同時に促進していくサービスになると期待を寄せられています。
全国の市場などにも参考になる取り組みだと思いますし、今後の動向に注目ですね。
執筆:街コミNAVI編集部