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2017.06.17.

奥州の正法寺で晋山式


皆さんは、お寺にはよく行きますか?現在、日本では明確に特定の宗教を信奉している人は少ないですし、観光地となっているお寺や地域のお祭りのときや法事の際などはともかく、普段お寺に訪れることはそう多くありませんよね。

こうした事からなかなかその実態を知らないお寺ですが、住職が変わる際の儀式「晋山式(しんさんしき)」をご存知ですか?宗派によっても異なるそうですが、新たな住職が入山することを晋山といい、それに伴う儀式を晋山式といいます。

ちなみに、岩手県奥州市では先日由緒ある地元のお寺で10年ぶりの晋山式が行われ、話題となりました。
情報元ソース:IBC NEWS 日本一の茅葺屋根の正法寺で「晋山式」/岩手・奥州市
http://news.ibc.co.jp/item_30332.html
晋山式が行われたのは、奥州市水沢区にある曹洞宗の寺院「正法寺」です。

1348年に東北地方初の曹洞宗寺院として誕生し、日本一大きな茅葺屋根が有名で、本堂などが国の重要文化財に指定されている、由緒ある有名なお寺です。今回新たに住職となったのは2014年に正法寺に入った73歳の盛田さん。10年ぶりの住職交代で、なんと59代目となるのだそう。

さすがに東北地方の曹洞宗の拠点だけあって、晋山式には全国各地から300人の僧侶が出席して、新住職を迎えたということです。

晋山式はそう何度もないので見る機会はないですが、皆さんも近くのお寺などで公開で開催されていた場合は見に行ってみてはどうでしょうか?正法寺は文化財としても貴重なものですから、奥州に訪れた際には是非、立ち寄ってみてくださいね。


 執筆:街コミNAVI編集部