（2020年4月15日に書かれたコラムです）

人気がなく人が訪れることもまばらだった店舗がいつのまにか人気の繁盛店となった経緯にはどのようなことがあったのでしょうか？

中目黒で隠れ家的な喫茶店として人気の「グラーノ」もそんな閑古鳥が鳴いているような状態から人が多く集う人気の繁盛店になったお店の一つとして今、注目されているんです。 こちらの店は店主である永田さんがサラリーマン一筋の人生から定年後に中目黒で喫茶店としてスタートしたお店なんだとか。

グラーノの売りなんといっても一人一人の好みに合ったコーヒーを提供するために少量ずつ焙煎できる高性能ロースターを使用してこだわりのコーヒーを提供するというところなのだそうです。

しかし。なんでも当時は中目黒に限らず、おしゃれな大手カフェチェーン店などがブームということで、生豆を焙煎して提供するというグラーノのスタイルは流行りにマッチせずにお客さんがゼロの日が続くというのも珍しくなかったのだとか。

しかし、そんなある日雑誌に紹介されるやいなや連日多くの人が行列を作るほどの人気店へと繁盛したそうなんです。もちろん雑誌に紹介されるということも大事なことですが、やはりしっかりとしたコーヒー好きの方も納得のクオリティのコーヒーが味わえるという事実が人気店へと急成長した理由の大きな要因なのではないでしょうか？

そして、今では中目黒のみならず全国のコーヒー愛好家にも人気の店と知られるようになり、今でも多くの人で賑わいを見せているのだとか。

この中目黒で話題の喫茶店の話を聞くと流行りなどに流されずに確かなこだわりを持ってお店を続けることが成功の秘訣なのかもしれませんね。


 執筆：街コミNAVI編集部