今年はコロナの感染拡大により、様々なイベントの開催延期・開催中止が報じられていますが。

岐阜県で10月31日から開催予定だった「第33回全国健康福祉祭ぎふ大会（ねんりんピック岐阜2020）」も一年延期されることが発表となりました。この全国健康福祉祭の大会延期は初開催の1988年以来初めてのことだそうです。 開催地となる岐阜県の古田肇知事は、報道陣に「新型コロナの第二波が懸念される秋に開かれる予定で、高齢者が感染すると重症化の危険性がある。安全な大会運営は難しいと判断した」と説明しました。

今回の判断は主催する岐阜県と厚生労働省、長寿社会開発センターが協議して決め、大会は来年10月30日から11月2日にかけて当初予定の期間と同じ4日間開催。

愛称は「ねんりんピック岐阜2021」に変更となります。

岐阜県内42市町村で63種目を実施する当初の計画を基に、来年に向け調整が進められます。全ての都道府県と政令市から67チーム、約1万人の選手と監督、観客を含めると延べ約60万人の来場が見込まれています。

2021年は神奈川県、2022年は愛媛県、2023年は鳥取県に開催地が決まっていましたが、1年ずつ繰り延べられることになる見込みです。

オリンピックにしてもそうですが、やはり感染リスクを抱えながら開催することは危険ですし、何より参加者は高齢の方々ということで、懸命な判断と思われます。しかし1年延期になることで参加できない選手の方が出てくるであろうことは避けられないでしょう。

選手の皆さんには、まず健康を維持していただき、元気に来年「ねんりんピック岐阜」に参加してくれるよう、元気に過ごしてしていただきたいものです。

（2020年6月29日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部