今年の夏は人間の世界では、コロナの影響で様々な自粛が求められていましたが。自然界では動物たちが元気よく営みを続けています。

ここで静岡県から届いた動物に関するニュースをご紹介します。

静岡県東部の裾野市にある富士サファリパークでは、動物たちのベビーラッシュを迎えています。 1月に生まれたアメリカグマの赤ちゃん子グマ。アメリカグマはテディベアのモデルになったとも言われており、今では一人で木登りにチャレンジするほど大きくなっているそうです。

シロサイの赤ちゃんは現在生後8ヶ月。つぶらな瞳が愛くるしいですが、体重は既に200キロを超えているとのこと。最近やんちゃになってきたそうで、短いツノで大人にちょっかいを出したりする姿も見られるのだとか。野生のシロサイの生息数はわずか2万頭と珍しいそうです。

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静岡県の東端部にある伊豆半島、東伊豆町の伊豆アニマルキングダムでは、7月末にアルマジロの赤ちゃんが誕生。

名前は「みつば」で体長15センチ、体重83グラムのオス。生まれた直後から母親がミルクを与えなかったため、飼育員があげていて、その様子も人気だそうです。

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テーマパーク以外でも動物の活動が活発です。

静岡県中央部の静岡市の山間地では、サルの集団が川の上を綱渡りする珍しい映像が撮影されています。ワイヤを渡るサルの集団、その数およそ20匹。途中で川に転落するサルもいたようです。

ちなみにサルの生態系に詳しい専門家は、「サルは牙が鋭いこともあり、野生の群れに出くわした際は、近寄らずにゆっくり立ち去ることが一番」と話しています。

静岡県内でも様々な動物の生態が見られますが。

今年は外出自粛、海や山への立ち入り自粛が求められたこともあり、動物たちにとっては人間に遭遇する機会も減り、安心して過ごすことができた季節ではないでしょうか。

人間にとっては災厄でも、動物たちにとっては安心できる状況だったかもしれないというのは皮肉なものですね。

（2020年8月27日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部