三重には「船だんじり」というものがあるというのを知っていますか？

この船だんじりは三重に長嶋神社の例祭の一つで、カツオの一本釣り漁船を模した山車が待ちを練り歩き、豊漁や安全を祈願するという伝統的な行事の一つなんです。 三重でもこちらは漁業が盛んな地域と知られているので、こちらの伝統行事は開催されると多くの賑わいを見せる恒例となっている人気行事でもあるんです。

まさに漁業が盛んな地域ならではの伝統行事といったところでしょう。だんじりは全国にはありますが、船だんじりというのは非常に珍しいものではないかと思います。三重でもこちらの地域独特の行事と言えるのでしょうね。

そんな船だんじりを紹介しPRするための企画展が始まったということで注目を集めているんです。

今回の三重での企画展ではそんな船だんじりに使用する全長10メートルにもなる木製の山車も展示される他、こちらの地域に伝わる様々な伝統行事を紹介する展示も数多く用意されているのだとか。

中でもユニークなものとしてこちらの地元旧家である湊家の当主と杯を交わすことで水難事故に遭わないように祈願する「息子ノ酒」といった行事も紹介されているのでこちらに注目してみるのもいいかもしれませんね。

まさに漁師町ならではの行事が盛りだくさんですので、こうした地域に根ざした独特な伝統行事などに興味があるという人はこちらの企画展に足を運んでみてはいかがでしょうか？

（2020年9月16日に書かれたコラムです）


 執筆：街コミNAVI編集部