日本の各地にまだまだ、自然が多く残る場所はありますが 近年の開発などによって、姿を見なくなってしまった植物や生き物が いるのはみなさんもご存知ではないかと思います。

そんな絶滅が危惧されている植物が、さらなる危険にさらされる事件が 鹿児島で起きたそうです。 鹿児島の奄美大島にて 日本では、ここでしか見る事のできない貴重な絶滅危惧種である 「ケイタオフウラン」が盗まれるという事件が発生しました。

この鹿児島・奄美でしか見る事のできない「ケイタオフウラン」は 環境省のレッドリストで絶滅の危険が最も高い 「絶滅危惧IA類」となっている「幻の花」と呼ばれるほど貴重な 植物なんだそうです。

この「ケイタオフウラン」はこの鹿児島において 約30~40株ほどしか残っていないそうで まさにいつ絶滅してもおかしくはない状況だそうです。

生物は人間の手では作り出せない貴重な存在です。 そんな中、絶滅の危機にさらされている生物・植物を盗むという事は 重大な犯罪である以上に、人として悲しい事ですよね。

また、このような貴重な植物を盗んだとして この「ケイタオフウラン」をどうするつもりなのでしょうか？

自然の生き物は誰のものでもないので、それを個人的な都合で 手に入れようとする事はとてもわがままな行為であると思います。

一刻も早く、この「幻の花」が見つかってほしいものです。


 執筆：街コミNAVI編集部