今年2月7日、宮城県大崎の鳴子温泉にある巨大こけしの頭の部分が落下したというニュースをご存知でしょうか？

大崎の鳴子温泉にて、こけしを販売している「岩下こけし資料館」の店先にある高さ6メートルの巨大こけしのうち、一体の頭が、雪の重みによって落下しました。 その後、頭は保管され、資料館の社長・遊佐さんが処分するか修復するかを悩んでいたところ、クラウドファンディングという方法があることを利用客からアドバイスされ、思い切って挑戦されました。

遊佐さんは修復費用220万円のうち、100万円をクラウドファンディングで募り、9月28日に募集を始めたところ、なんとたったの2日間で目標を達成。

10月6日の時点で募金額は160万円を超え、もう一体のこけしも補強するために、引き続き募集を続けられました。

支援は11月7日月曜日、23時まで専用ページで受け付けられており、10月15日の時点で支援者は185人188万円もの寄付が集まっています。

大崎市鳴子は、温泉とこけしの街で、「岩下こけし資料館」は、大崎の観光名所の一つになっています。また、山形県、秋田県方面への分岐点という重要な場所に位置しています。

以前から巨大こけしは観光客から大人気で、頭部が落下した状態をわざわざ見に来た人もいたのだとか。

頭の修復については、11月初旬頃から着工し、約1ケ月程の工期を経て修繕し、12月の初め頃には復活した巨大こけしがお披露目されるということなので、大崎を観光する際には、足を運んでみたいですね。


 執筆：街コミNAVI編集部