静岡にある 自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」が 来年春の開館に先立ち、6月に「ミュージアムキャラバン」を開始しました。

展示品の一部を学校などに持ち込んで展示する活動で ミュージアムの売りの一つだそうです。 静岡県立自然系博物館「ふじのくに地球環境史ミュージアム」は 初の静岡県立の自然系博物館として来年オープン予定の施設です。

開館を前にミュージアムの魅力を知ってもらうため 6月は静岡市内の2つの小学校で、所蔵する昆虫の標本の一部が紹介されます。

特徴は、持ち運びができる展示用ユニットで 展示会場に持ち込み、標本や解説文を取り付ければ そこが「ミニ博物館」に早変わりします。

今回の内容は、チョウやクワガタムシなどの「昆虫の世界」と 貝やアンモナイトなどの化石による「化石の世界」の2通りで 静岡県内の標本だけを集めたユニットもあり 希望に応じて組み換えも可能だそうですよ。

静岡に限ったことではなく 今の子どもたちは、自然と触れ合う場所やタイミングがなく 本物の生物や昆虫を見ることも少なくなってきていると思われます。

こうした活動によって 自然に興味を抱く子どもが出てくることを願いたいですね。

来てもらうことが少ないのであれば 反対にこちらから出向いてアピールするという 博物館の新しい動きにも注目していきたいです。


 執筆：街コミNAVI編集部