6月の楽しみの一つとなっているのが蛍鑑賞ですね。 夜空を舞う幻想的な光は見ていてうっとりしてしまいます。

長岡市の雪国植物園では 6月19日から30にちまで「ホタルの夕べ」が開催されました。

期間中は、夜間開園され、ゲンジボタルやヘイケボタルなど およそ2000匹が長岡市の雪国植物園内を舞う様子が楽しめたそうです。 長岡市の雪国植物園のホームページを見ると 「ホタルの夕べ」開催前日に行われたプレイベントの様子も 写真でアップされていました。

写真で見る限り ものすごい数のホタルが飛んでいる様子がわかります。

長岡にお住まいの方は、見に行かれた方も多かったのではないでしょうか。

ちなみに、現在、世界中でホタルの仲間はおよそ2000種。 そのうち日本で確認されているのは40から50種の間だそうです。

ホタルと日本文化との関わりは古く ホタルが登場する最も古い文献は、720年に作られた「日本書紀」ということです。

また、日本最古の歌集「万葉集」にもホタルは登場しますが 頻繁に現れるようになったのは平安時代だそうで 文学作品「源氏物語」をはじめ、多くの物語や和歌にホタルが登場しています。

ホタルは短命で、一年かけて成虫になり 成虫の間はたったの2週間だといわれています。

昔の人たちは闇に浮かび上がるホタルの光を 切なく燃える自らの恋心に重ねていたようです。

長岡の雪国植物園で行われている「ホタルの夕べ」も2週間ほどでしたが 行けなかった方は、また来年足を運んでみてはいかがでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部