香川は一昨年 運転席のシートベルト着用率が全国ワースト1位でした。

なんとも不名誉な記録ですが それを踏まえて、香川では面白いPRを行なったそうです。 今回、香川ではシートベルトの着用を呼びかける動画を作成。 「うどん県、シートベルトも締めるけん」というキャッチフレーズが 印象的なものとなっています。

動画では、シートベルトを香川名物であるうどんに見立てていて 大変ユーモアのあるものに仕上がっていて 「香川名物 うどんシートベルト」とテロップが出た瞬間に 「ないない！うどん県でもさすがにそれはない！」と 家族全員で突っ込みを入れる内容となっています。

香川県警によると、県内の交通事故者数は31人で 人口10万人当たりでは全国のワースト1位。

うち13人が自動車に乗車中の事故でしたが 12人はシートベルトを締めていなかったそうです。

しかも、そのうちの8人は運転席での未着用で 半数は着用していれば助かった可能性があったようですね。

制作された動画は全編30秒で、テレビCMのほか 映画館やカー用品店などでも流れるそうです。

この動画に関しては、今年6月にコンペが行われていたようで 人形を使った衝突実験で着用に必要性を説いたり 母が子を抱きしめる様子をシートベルトに見立てたりする案が寄せられていましたが 「最もアピール度が高い」ということで「うどんシートベルト」が採用されたそうです。

香川らしい作品に、あえてしたんですね。

「シートベルトを締めなくても、自分は絶対に事故に遭わないから大丈夫。」 そのような先入観を持っている人たちの心にも大きく響くインパクトのあるCM。

ほんの少しの気配りで自分自身はもちろん 家族の命も守る事が出来るかもしれません。


 執筆：街コミNAVI編集部