フェアトレードという言葉を聞いた事がありますか？

開発途上国の原料や製品を、適正な価格で継続的に購入することにより 立場の弱い途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す 貿易のしくみの事なんですね。

そして、消費者にとってはフェアトレードの商品を買う事により 適正な価格が生産者に支払われるなどのメリットなどがあります。

世界的にもフェアトレードの動きが広がっている中 名古屋市がフェアトレードタウン認定都市となりました。 フェアトレードタウン認定都市は、世界23か国1,200以上に広がり 日本では2011年に認められた都市に続き、名古屋市は国内2番目となります。

9月19日には 名古屋市主催の「環境デー名古屋」のステージにて 認定式と調印式が行われました。

この式典には名古屋市長も同席し 日本フェアトレード・フォーラムからの認定証の授与と 「国際フェアトレードタウンなごや宣言」への調印を行い 「みんなでやろみゃあ、フェアトレード」宣言をしました。

認定されたからといって、一安心という訳でもなさそうです。

フェアトレードタウンとして認定を受けた後も 定める基準を満たすための課題は多く 名古屋市では特に地域社会への浸透が必要だという事です。

フェアトレードの認知度をさらに上げる事や フェアトレード製品がどこでも買えるようにする事などを実現していくには 学校や公共施設での取扱いや、企業との連携によりどんどん輪を広げていく事が 重要になっていくようです。

名古屋市のフェアトレードタウン認定をきっかけに 全国的に広がると良いですね。


 執筆：街コミNAVI編集部