親が子どもに代わって集団お見合い会に参加し 結婚相手を探す「代理婚活」が人気を集めているそうです。

出会いやパートナー探しに消極的な「草食系」の若者が 結婚までも親頼みにしているのでしょうか？ その人気の背景には、男女ともに仕事で忙しく「出会いの場」が少なくなった事や お見合い文化の衰退といった時代の変化があるようです。

今年6月、福岡県久留米市の久留米商工会議所において 一般社団法人「良縁親の会」（京都市）が主催した「代理お見合い会」には 未婚の子を持つ60～70代の親達が集まったようです。

未婚の男女の双方の親がうまくいきそうだと判断すれば 趣味や学歴などの身上書を交換して持ち帰り、互いの子どもも「OK」となれば 実際にお見合いをするそうです。 ※身上書は何人と交換してもかまわないそうです。

良縁親の会は、2005年から同様の催しを全国で約230回主催し 約1万7千人が参加した実績があります。

こんなにも男女の出会いに貢献している団体があるなんて しかもいきなり親を巻き込んでいるのが特徴的ですよね。

会の平田西日本支部長は「今の若者は忙しすぎて余裕のない人が多い」 そして「昔は近所の世話好きや職場の上司が見合い話を持ってきてくれたもんですが・・・」 と語ります。　

代理婚活は「出会いの時間がない」「世話好きもいない」と二重苦の現代の独身男女を 救うものとして注目を集め、自治体も代理婚活に取り組み始めているようです。

12年から4回、代理お見合い会を開いた福岡県飯塚市では 「自治体がこうした役割を担うことも必要」と、おせっかいも辞さない構えのようです。

独身の子を持つ親の皆さん、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。


 執筆：街コミNAVI編集部