魚はお好きですか？日本では魚離れが進んでいるともいわれていますが、それでも世界有数の 水産大国・日本。魚好きの人もとても多いですよね。日本の魚料理の代表といえばやはり刺身や お寿司ですか、そのネタの中でもナンバーワンの人気を誇るのがマグロですよね。

特にトロは価格も高く、高級部位というイメージがあります。

しかし、日本には全身トロの高級魚が存在することを、皆さんはご存知でしょうか？ それが、日本の本州中部以南に生息する「スマ」です。

このスマの完全養殖に初めて成功したということで、愛媛県が今注目を集めています。 スマはスズキ目サバ科の魚で、身はカツオに似た赤身。刺身や焼き魚として食べられ、マグロの 大トロに近いほど身に脂が乗っているのが特徴。流通量が少なく、知名度も低いので幻の高級魚と 言われています。

愛媛県では、2013年から愛媛大学と共にこのスマの養殖技術開発にとりかかり、今年完全養殖に 成功しました。

日本で養殖の研究が本格的に行われているのは愛媛と和歌山のみで、愛媛では「伊予の媛貴海」 というブランド名でこれから売り出そうとしています。

この秋から、まずは全国に先駆けて近畿圏で「伊予の媛貴海」をPRすべく、飲食店や百貨店で フェアを行っていくとのこと。全国的に流通していくのはもう少し先のことかもしれませんが 幻の高級魚、是非一度、食べてみたいですよね。

待ちきれない人は、食べられる場所を調べて愛媛まで足を運んでみてもいいのでは ないでしょうか？


 執筆：街コミNAVI編集部