地域の活性化が全国で推し進められている現在、大人たちだけでなく若者たちの協力なくしては 活性化は実現できないということを、多くの自治体が意識するようになってきました。

最近では地元の大学生や高校生たちが地域と協力する活動が増えてきていますが 特に増えてきて注目を集めているのが、学生たちが新たな「商品」を開発するという取り組みです。

静岡県掛川市では地元の大学生がメニュー考案したお惣菜がスーパーで販売されました。 考案したのは、掛川にもキャンパスがある静岡県立農林大学校研究部アグリビジネス学科の学生で 「掛川の特産品を生かした新商品づくり」をテーマに取り組む研究チームの3人だそうです。

「農林大学校のおそうざい」と名付けられたお惣菜は掛川市南部で栽培されているサツマイモや ニンジンなどを使ったホイコーロー、ユーリンチィ、きんぴらの3品で、10月1日〜4日まで 掛川市駅前のスーパー「ウィタス138ストア」で販売されました。

スーパーの1周年フェアの一環ということで限定で販売したこのメニューですが、今回の販売期間中に 実施した来店者アンケートの結果次第ではこれから正式なメニューとして販売されるとのこと。

これから先も季節ごとにメニューの考案は続けていくそうで、すでに芽キャベツや大根を使った 「冬メニュー」も考案し、販売する予定となっているんだそうです。学生たちにとっても実際に 社会と触れながら学びを深める機会となりますし、こうした試みはもっともっと全国で広がって いくといいなと思いますね。

皆さんも地元の学生が起業とコラボしてなにか商品開発を行っていないか調べてみては？ 意外な商品が見つかるかもしれませんよ。


 執筆：街コミNAVI編集部